建て方の風景

hausgrasの手掛ける札幌 中央区の家は、
1階が鉄筋コンクリート造、2階が木造 軸組工法の混構造の家。

今回は2階の木造 軸組みの建て方の様子をお伝えします。

木造は1層なので、建て方は2日間の予定。
天気は気温は低いながら、かろうじて雨や雪を避けられるのではないかと。




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1日目。
コンクリートスラブ(床版)にカラマツ集成材の土台が設置されると、
無垢のトドマツ柱が立てられていきます。
北海道 宗谷地方の歌登(うたのぼり)の山から伐り出されたトドマツ。

家の外周部は91センチ(半間)ごと柱を配置。
この柱が棟梁から4メートルも伸びて架かる「登り梁」を受けとめます。



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柱が全て立てられ、次は柱を繋ぐ「敷き桁」(しきげた)を架けていきます。
敷き桁に取り付く柱の数が多くて、ホゾ差しを合わせるのに人数がいりますから、
大工さんだけでなく工務店の社長さんも助っ人として加わります。



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敷き桁の継手は「雇いサネ」(やといさね)と「込み栓」(こみせん)で結合。
込み栓を打ち込んでいくと、敷き桁同士が引き寄せ合う仕組みになっています。





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次は「棟梁」を受ける断面105ミリ×300ミリ、長さ3.6メートルの大梁を人力で引き上げて設置。
クレーン車は明日1日だけ手配なのです。

これで1日目の作業は終了。



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土台のカラマツ集成材。
北海道 天塩川の上流部にある下川町の山で育てられたカラマツ。
下川森林組合の製品で乾式防腐処理も施されています。

荷重で柱が土台にめり込むのに対抗する強度と、
耐腐朽性が高いカラマツは土台として適材といえます。



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2日目。
朝からクレーン車が入り、早速、棟梁(むねばり)架け。



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断面150ミリ×330ミリ、長さ4.5メートル。
かなり重いであろう棟梁(むねばり)を軽々と吊り上げるクレーン。
昨日の人力揚げの苦労を見ているだけに、機械の力は絶大と改めて思わされます。



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棟梁が設置され、これで「登り梁」がどんどん架けられます。

吊り上げスタンバイの登り梁。
合計20本の登り梁が、この家を支え、空間を形づくります。



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登り梁架けはテンポよく進み、最後の登り梁も午前中までに納まりました。



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屋根面と外壁面とが連続する単純明快な外郭フレーム。

この外郭フレームは、構造的に連動して地震や風力に耐えるだけでなく、
冬の厳しい寒さ、夏の過酷な暑さ湿度から、室内を保護するバリヤー層となります。

hausgrasの家 バリヤー層 解説




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北海道産の木材をコーディネートしていただいた「キタヂカラ木材店」さん。
柱、梁の加工をしていただいた「たいせつ」さん。
現場で建て方をしていただいた大工さん。
そして、統括していただいた工務店さん。

皆さんのお力で構造躯体は無事に出来上がりました。
ありがとうございました。




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