表札とインターホンカバー兼用プレートの制作

hausgrasのオリジナル、表札とインターホンカバーを兼ねた木製プレートの制作風景をご紹介。


木製プレートはラワンベニヤ(ラワン合板)。
表札文字は真鍮でオリジナル酸化処理し、風合いよく仕上げたものを木製プレートに差し込み固定します。
インターホンカバーの部分は、機能上必要な部分だけしか見えないように木製プレートを切り欠きます。

文字差し込み用の精密な穴あけ、インターホンの切り欠きを、
札幌 芸術の森にある、木工房を借りて行うことにしました。




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こんなに大きな作業台を一人ひとつずつ使ってよいのだそうです。
素晴らしい贅沢さ。にもかかわらず、ちょっとした作業だけで勿体ない。




早速、この広々とした作業台の上で切り欠きの墨付け。



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20台くらいある卓上糸ノコ盤のひとつを作業台に運び、
自前の糸ノコ刃をセッティングして切り込みを進めます。



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糸ノコで墨を残して粗切り欠きをした後、
ヤスリを使って墨どおりのラインまで仕上げ削りをします。
この木工房にはヤスリも、粗い目〜細い目、幅広〜細口まで各種揃っていて不自由しません。



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この後、ボール盤で真鍮文字の差し込みスタッド用の精密な穴あけをしました。





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札幌 芸術の森、木工房には大きな作業台が8台、それに各種小型機械、大型機械が揃っています。
予約をすれば誰でも借りることができ、10〜16時(12〜13時は作業休止)の施設利用料が300円と格安。
(駐車場料金は別途、大型機械利用料は別途)
気候がもう少し温かくなるとたくさんの方が利用されるそうで、常連の方々も多いようです。
私も初めて利用してみて、とてもよい施設だと思いました。
また利用させていただこう。




札幌 円山の自宅兼事務所に戻って、
加工完了した木製プレートの塗装を2回。
そしていよいよ真鍮文字をプレートに差し込み。



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なかなか風合い深く、品よい感じに仕上がりました。
現場の家に取り付ける日が楽しみです。




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ホワイトウッドとフィンランド

現在木工事が進行中の十勝 音更の平屋。

この家に使われる木材は、見えてくるところに十勝産(道産)のカラマツを使います。
外壁板や天井板、床板、大黒柱や恵比寿柱がカラマツ。

そして、仕上げていくと見えなくなってしまう、大きい断面の棟梁、登梁、管柱は、
通称「ホワイトウッド」と呼ばれている、フィンランド産の「ヨーロッパトウヒ」(欧州唐檜)の集成材。
「ヨーロッパトウヒ」は欧州では「クリスマスツリー」の樹なので、その姿を想像できると思います。

このホワイトウッドは北海道産のトドマツやエゾマツにとてもよく似た見た目と性質をしているので、
どこ産かの表示ラベルがないと我々建設業者でも見間違うほど。
それに北海道のクリスマスツリーといえばトドマツ。樹の立ち姿も似ているようです。



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そんなこともあり、トドマツやエゾマツを建築材料として使ってきた北海道で、
その代替材としてホワイトウッドはよく使われているのです。
ホワイトウッドを使うメリットとしては、狂いや収縮が少ない安定した木質なので、
冬の内外気温差の大きい北海道の家には向いた木材と言えます。
ちなみに、高気密工法ではなく湿度が高い本州の家では、耐腐朽性の都合、あまり使われることはありません。
それはスギ、ヒノキに比べて安価なのに、北海道産のトドマツ、エゾマツが本州で使われないのと同じこと。



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7500〜8000kmも離れたフィンランドから遥々運ばれてくるホワイトウッド。
にも関わらず、道産トドマツ集成材やカラマツ集成材に比べて2割〜3割は金額が安いようです。
それは、フィンランドの林業生産の合理性に依るところ大。

フィンランドの森林面積は日本全体の森林面積とほぼ同じですが、
平坦な森林が多いことが幸いし、徹底した機械化を実現。
よく管理された森の木々は、蓄材量が減らないよう計画的に伐採生産されています。(合法木材)
それに木材に対する有用資源意識が高く、木材は副産物も含めて100%利用が徹底されているそうです。

国を挙げて森づくり、木材生産に取り組んだ結果、
現在、フィンランドの総輸出金額の4分の1が木材が占めている。
フィンランドは品質が安定した安価な木材を、世界中に輸出している木材生産輸出国なのです。



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フィンランドは北海道とほぼ同じ人口530万人の国家。
気候も寒冷地で家について考慮することが似通っています。
それで、北海道の住宅はフィンランドの住宅を参考にしていることが多いのです。

木材の他は自国産出の資源が少ない上に、
とかくエネルギー消費が多くなりがちの寒冷地フィンランドでは、
エネルギーに対する意識が他のどの国よりも強く、
産業や住宅に対して求める省エネルギー性能がとても厳しい。
フィンランドの省エネルギー化住宅の手法も、近年つくられている北海道の住宅に反映されてきました。

これからの北海道は、フィンランドから寒冷地の省エネルギー住宅に対する考え方だけでなく、
木材生産と消費の考え方も参考にしていかなければならないようです。





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アコーステックギターとデンマーク家具

hausgrasで手掛けた、札幌 中央区の家の1階は趣味室となっています。

コンクリート打ち放しの素朴でストイックな空間でもあり、
ギターやピアノ、薪ストーブなどが置かれ、庭に面する大きなガラス窓の存在など、
いろんなシーンやイメージが思い浮かぶ場所です。



その空間に、建主さんお持ちのアイルランドの「LOWDEN」(ローデン)、
1本1本丁寧につくられたアコーステックギター。
この家の完成を今や遅しと待ちこがれいたギター、はやくも立て掛けられています。



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実に姿の美しいLOWDENのギター。
以前演奏を聴かせていただきまして、清んでいてしかも、懐深さを感じさせるよい音色でした。




LOWDENのギターは、ボディとトップの木の組み合わせで、音の性質が変わるそうです。


ボディがマホガニーでトップがシダーのタイプは、
軽快で優しい音色に。



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ボディがローズウッドでトップがスプルースのタイプは、
芯強さと深みのある音色を奏でます。



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この家に今ディスプレイされている、リビングダイニングのデンマーク家具の素材もローズウッドなのでした。



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ダイニングチェアの背板は美しい曲面のローズウッド積層合板です。




そして、このペーパーナイフチェアは、無垢のローズウッドを削り、
思わず摩りたくなるような手触りのよいフレームを作り出しています。



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ギターも椅子も、よい木材を適材適所に使い、
素晴らしいデザイナーや工人の手にかかれば、世界中の人々を魅了する長く使い続けられる名品になります。

そんなギターや椅子を包み込んで受けとめられる家となりますように。



「札幌 中央区のスキップフロアの家」ただ今限定公開中。

限定公開の詳細はこちら




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