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身近にある赤レンガ

札幌市に隣接する江別市野幌では、今だに地元の土を基に赤煉瓦を焼き続ける煉瓦工場があり、
そこへ何度となく足を運び、直接買い付けて家の素材として使ってきました。

赤煉瓦がここで焼かれてきたのは、
北海道開拓時代に欧米技術を率先して導入した歴史に依るものでもあり、
札幌近郊の野幌に、赤煉瓦の素材に適した土が多く存在しているという場所的な必然性もあるのです。

札幌とその周辺の市町村には、百〜数十年前に建てられた赤煉瓦の建築が少なからず残っています。
札幌に住み、日々行き交う中で、この赤レンガを身近に感じます。




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札幌市街 桑園近くにある赤レンガの一軒家。
今はエスニックカフェとして使われています。




赤レンガは、焼かれている時に土中の鉄分が多量の酸素と反応して表れる色。
焼く温度や酸素の量によって、同じ土でも様々な色合になります。
赤レンガの赤味を強くしたい場合は、同じ鉄由来の顔料ベンガラを塗って鮮やかな赤とすることも。



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赤レンガは白や緑、黒とのコントラストが素晴らしい。




赤レンガそのものに白い塗料を塗った倉庫の壁。



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この白がはげて中から赤が見えている感じ、風化の味わいあります。






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サッポロビールの古い赤煉瓦工場。
夏はすっかりナツツタに覆われて、赤レンガはほとんど見えません。



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ナツツタの葉が落ちる秋からは、今度は太い蔓に縦横無尽に覆われた赤煉瓦の壁が姿を現します。






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札幌農学校第二農場の赤煉瓦。



草葉の緑とレンガの赤は、お互いに引き立て合うような相性のよさ。
緑は柔らかく生き生きと、赤は温かく強く。



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栗山町の小林酒造の酒蔵群。



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黒板張りに赤煉瓦。



白板張りに赤煉瓦。



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そして、ここにもツタの這う赤レンガの壁。



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江別市野幌にあるガラス工芸館。
元は、今も赤煉瓦を焼いている北海煉瓦の経営者のご自宅だったそうです。



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赤レンガの建築。
後日、またご紹介していきたいと思います。




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札幌の設計事務所 住宅設計 家と庭の設計デザイン 
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美しく古びていく木

札幌 円山の自宅 兼設計事務所、暮らし始めてもう5年が経ちました。
北海道で育ったトドマツ無垢材を床板や天井板、外壁板として使い、
家具や建具には、素朴な表情で私たち世代には懐かしさを憶えるラワンベニヤを使っています。




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床板は厚さ45ミリ、幅210ミリの北海道トドマツの厚板です。
90センチピッチに敷かれた大引(土台)の上に直接張っているので程よくたわみ、
トドマツ本来の柔らかさと相まって、柔らかさと温かさを感じられる床です。
敢えて製材所の帯ノコ挽きのままで使い、色濃く荒々しさ残る表面。
5年間、私たちの足で擦られ続け、滑らかさ艶っぽさが出てきて、
一層深みのある得がたい表情になってきました。





階段板の場合はもっと頻繁に行き来しているので、杢目もハッキリと浮き出てきています。



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壁と壁を繋ぐ水平梁は、反って縮んで割れが入り、ようやく動きが小幅に納まってきました。
そういう動きはありましたが、この梁に期待されている壁を繋ぎ留める働きは充分に果たしているのです。





天井板もトドマツ無垢板。
柾目や板目が入り交じり、一枚一枚の色の褪(あ)せ方に違いが出てきてよい色ムラ加減に。
小さいながらも反り縮み、自然な立体感も意図せぬ意匠のようにも思います。



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ラワン合板のテーブルは、よく使う場所だけ色が薄くなります。
オイルステインを塗り重ねるだけの簡単なメンテナンスで、
このラワン天板は複雑味のある色合い風合いになっていきます。


暮らしている人と一緒に、よい年月を重ね、より美しくなっていく木。
愛着は静かに深まり、かけがえのないものになっていきます。





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