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濱田庄司 益子参考館(はまだしょうじ ましこさんこうかん) その2

益子参考館には、濱田庄司(はまだしょうじ)が築いた陶工房と登り窯があります。



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陶工房の西側切妻壁だけは土に漆喰が塗られていますが、他3面は土壁のまま。
ところどころ壁が剥がれ落ちていたり、薪が高く積まれていたりと、
混沌ざっくりとした雰囲気が、農的な建物の面影を残し好印象です。


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長手側は上部の壁が跳ね出し、ちょっとしたピロティ空間が長く伸びています。
支柱の曲がり具合もおおらかで和みます。


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ピロティに並べられた、臼のような陶土入れ。
濱田庄司が混合した土でしょうか、実際に乾いた土が入っていました。


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工房の内部は障子窓側だけが明るく、
ろくろ廻りの高床以外は土間の空間です。


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壁や天井は煤けて真っ黒。
今でも年に何度か工房内を燻して、カビや虫除けをしているようです。


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陶工房のすぐ北東側には、1943年に作られた巨大な登り窯があります。
なんと135平方メートルもあるのだとか。
往年、濱田庄司はこの登り窯で年に2〜3回も窯焼きをしていたそうです。


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薪や茅も積まれています。今でも窯焼きをされているのでしょう。


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こちらは少し小さい赤絵窯。
2011年の震災でかなりの部分が崩落してしまったそうですが、
有志による援助を得て、現在このとおり修復されています。





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濱田庄司 益子参考館(はまだしょうじ ましこさんこうかん) その1

北関東の益子(ましこ)の里山に、
民芸運動を主導したひとり、陶芸家 濱田庄司の邸宅、工房、登り窯があり、
濱田の作品や蒐集品が展示され「益子参考館」(ましこさんこうかん)として一般公開されています。



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お寺の門のように立派な長屋門が、益子参考館の入り口。
近郊の豪農家から移築されたようです。
この門をくぐった先には、大谷石積みの蔵が2棟見えます。




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敷地内の石畳に導かれて建築群を巡って行きます。




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総大谷石積みの蔵が2棟。
中には濱田庄司が生前蒐集した世界の品々、盟友の作品などが数多く展示されています。




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蔵の下屋にも石路が続き、奥の石の階段をゆったり昇り、
敷地上段に在る木造家屋に。



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ゲストハウス的な「上ん台」(うえんだい)。
別方向からのアプローチは、生け垣の間を抜けていく小径です。


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このとおり、この住居群と敷地内の動線、雑木林だけでも見応え十分なのです。





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益子の大谷石(おおやいし)

先日、北関東の益子を訪れた時に見た大谷石(おおやいし)。
宇都宮市の西にある大谷町で採掘されている凝灰岩です。
軽石のように比較的軽く、加工も楽で昔から地元で使われている大谷石。
私もかつて何度か家づくりの素材として使った経験があります。



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大谷石の産地にほど近い益子の農家では、大谷石の塀が普通に使われています。
大谷石は切り出し直後はみずみずしい若草色をしていますが、
石の中の鉄分が酸化して茶色に変化していきます。
なかには鉄分が少ない大谷石もあり、若草色を保つものもあるようです。



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益子にあるギャラリー&カフェ「starnet(スターネット)」でも、
地元の素材 大谷石がふんだんに使われていました。



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柔らかい大谷石は、風化の進み具合が早いようです。
starnetの建物はそれほど古いものではないと思いますが、
雨当たりが多く人の行き来も多い石段は、とてもよい風合いになっています。


大谷石には植物の緑がよく合う。



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starnet 店舗内の大谷石畳。



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石でありながら、他の石のような堅さや冷たさを感じない、
不思議な魅力を放つ大谷石です。





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