道南杉(どうなんすぎ)の柱と梁


hausgrasで手掛けている道南杉(どうなんすぎ)の家。
2014年の秋には江別市と浦河町にて、2棟の道南杉の家が組み上げられました。
大工さんによる墨付けと手刻み、そして建て方の風景です。



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32本の道南杉の登り梁と、14メートルの棟梁と敷桁の墨付けをする棟梁。
斜めに組まれる仕口は、プレカットで対応していないことが多く、
熟練大工さんの墨付けと手刻みになることがほとんどです。

一本一本の杉の状態を確認しながら、そのクセに合わせてなされる墨付け。
この伝統的な手法、考え方による木の取り扱いは、
日本中、どこの地域の大工さんも共有している素晴らしい知恵なのです。


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緊張感が漂う、手刻み作業。
杉やヒノキなどの比較的柔らかい木の加工に適した日本の伝統的な大工道具、
ノミやカンナや鋸を使って、「墨残し」で手際よく刻んでいきます。


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杉の柱が立ち梁が架け始められると、杉特有の香りが増していきます。
そして、この温かみのある杉の色。


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無垢の大きな断面の杉の登り梁を慎重に納めていく。
自らの墨付けと手刻みが確かだった手応え。
大工さんたちも誇らしげに見えます。


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登り梁は断面寸法が105ミリ×300ミリ。
全て道南杉の無垢材です。
大径木に育て易い杉だからできること。


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杉の学名「Cryptomeria Japonica」(クリプトメリア ジャポニカ)は、
「隠された日本の宝」という意味だそうです。

南は屋久島から北は北海道の南部まで分布し、古来たくさん植えられてきた杉。
それはどの樹よりも日本の気候に順応し、
日本の生活文化の素材として適した木だったからだと思います。


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杉は北海道ではまだまだ馴染み深いとはいえませんが、
杉のポテンシャルは、今後、北海道の方々にも受け入れられていくでしょう。


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道南杉の家の現場を直に体験して、
私にはとても懐かしく、しっくりと気持ちが落ち着くのです。




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