早春の千歳川、尻別川、美々川へ


いよいよ本格的なカヌーシーズンが始まります。

4月に入って早々、
千歳川と美々川をホームグラウンド(ホームリバー)としている、
カナディアンカヌーグループの方々にご一緒させていただき、
残雪がまだ残る中、千歳川へ漕ぎ出しました。

この日は、4艇7人。我々以外はカヌーのベテランです。


千歳川の早春カヌーツアー02


天気はまあまあでしたが、気温は5度と低めで風もあり、
体感的にはまだ寒さが強い感じ。
でも、流れに乗って下っていく感覚はやはり気持ちよいです。


千歳川の早春カヌーツアー03





千歳川の早春カヌーツアー05


千歳川は水が澄んでいて岸辺の風景が美しく、
流れもそれほど速くないので、
カナディアンカヌーでゆったりと下るのには最高の川です。

雪も減り、まだ草木の芽生えていないこの時期は見通しがよいので、
水辺に集まるエゾシカ、エゾリス、野鳥もよく見つけられます。
また流れの中には、放流されたサケの稚魚もたくさん泳いでいます。
水の透明度が高い千歳川は、魚の観察もバッチリ。


千歳川の早春カヌーツアー06


広めの岸辺にカヌーを並べて、しばし談笑。
カナディアンカヌー(オープンデッキカヌー)ならではの、
パドルを置いてリラックスした、船着場的な光景でよい感じです。





千歳川の早春カヌーツアー08





千歳川の早春カヌーツアー07


途中、伏流水がいたるところで湧き出ています。
そもそも、水の綺麗な支笏湖が主な水源の千歳川ですから当然なのですが、
この多くの伏流水、湧水の存在も千歳川が清流であるゆえんです。


フキノトウなどを摘みながら、皆さん、
山菜の芽吹き具合もチェックしておられました。
これからの季節、岸辺のアイヌネギ、アズキナ、ウドなどの山菜採りも、
川下りの楽しみのひとつようです。


千歳川の早春カヌーツアー04





ただ流れ下るだけでなく所々で、
フェリーグライドやカヌーサーフィンなどして、
川下りシーズンのウォーミングアップも。
皆さんの操船、とても参考になります。


千歳川の早春カヌーツアー01



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「かのあ」のカヌー塾で、初めての尻別川(しりべつがわ)へ。
しかも、雪融け水で増水していて、流れが速くて強い。
私たちには全く余裕がありません。(それで撮影画像も少なめ)


尻別川でカヌー02


先頭の松澤コーチ。
川の状況を見渡すため、カナディアンカヌー上で立ち上がって進みます。




尻別川でカヌー05


そして今回は、かのあスタッフのAさん、Kさんも、
私たち塾生のレスキューフォローでご同行していただきました。
この体制なら大丈夫、心置きなく沈(転覆)できます。


尻別川でカヌー03





尻別川は天気がよければ、羊蹄山(ようていざん)を正面に見ながら下れる絶好のロケーション。
あいにく、この日は羊蹄山に雲がかかっていましたが。


尻別川でカヌー04





尻別川でカヌー01


松澤コーチのスターンマンで、タンデムのカヌーサーフィン。
バウヘビー気味で、舳先から波頭の水がどんどん入ってきます。

何しろ、いろいろな状況を体感することが大事です。
パドル操作だけでなく、体幹でカヌーの傾きバランス取り、流れの性質を読む。
なかなかハードルが高いです。





尻別川でカヌー06


鈴川から南京極までの12キロ程の尻別川体験。
初めての川で緊張、疲労しましたが、充実したカヌー時間を過ごせました。
かのあの皆さん、ありがとうございました。



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尻別川へ行った翌日の日曜日は、
早春の美々川(びびがわ)でカヌーツアー。
今回は4艇8人で、美々橋から植苗橋までの約10キロを下ります。
春本番を思わせる温かさで、和やか。


美々川の早春カヌーツアー07





美々川の早春カヌーツアー05


雑木林と湿原の中を縫うように流れる美々川。
カヤやアシの枯草色に、新芽の緑が入ってきました。
この緑が、これから瞬く間に広がっていきます。


途中、所々に水芭蕉の群生が。


美々川の早春カヌーツアー03





美々川の早春カヌーツアー06


カーブが連続していて、漕いで舵取りに結構忙しい。
流れは緩やかなので、それほど難しくはありません。


美々川の早春カヌーツアー02





美々川の早春カヌーツアー04


広い湿原域は、また違った清々しさがあります。


白鳥がお出迎え。


美々川の早春カヌーツアー01


後半は向かい風で漕ぎごたえがありました。



4月に入ってから、千歳川に尻別川に美々川に。
地域のよき自然と、そこに集う人たちに触れられ、
ますます親しみが湧いてきました。

これから始まるカヌーライフ、ワクワクしてきました。




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カナディアンカヌーのリペア


今冬に中古で手に入れた、
イギリス Pyranha(ピラニア社)のロイヤレックス製のカナディアンカヌー。
長さ15.6フィート(4.75メートル)、重さ27キロ。
四国の松山から送ってもらいました。
前のオーナーは、四万十川や仁淀川を漕いでいたのかもしれません。

運送会社の札幌支店まで、引き取りに。


カナディアンカヌーのリペア00


Pyranhaブランドのカナディアンカヌーは、
かなり前に無くなってしまったようなので、これは20年以上前に製造されたもののようです。
前オーナーの使用・保管がよかったようで、古い割りに状態は良好。
しかし、シートの劣化やガンネルとデッキを固定しているリベットが多数破断しているので、
やはりリペアが必要です。





カナディアンカヌーのリペア02


1階のユーティリティールームにて、カヌーのリペア作業。


まずは、アッシュ無垢材のシート、ヨーク、スウォートを外します。


カナディアンカヌーのリペア03





カナディアンカヌーのリペア05


さらに、バウデッキ、スターンデッキを外し、
ハル(カヌー本体)素材のロイヤレックスの状態を確認。


カナディアンカヌーのリペア06


ロイヤレックス(Royalex)とは、
浮力のあるABS発泡樹脂をコアとして、耐衝撃性や剛性バランスのよいABS樹脂レイヤーで補強、
その外側に耐候耐水性、耐摩耗性が抜群のPVC樹脂(塩化ビニル樹脂)シートで覆ったサンドウィッチ構造の、
カナディアンカヌーの要求に特化したような、軽さと強さを併せ持つ、シームレスな特殊素材です。
(現在、ロイヤレックスは製造されていません)

こうして見ると、木材の断面構成に似ているようにも思えます。


カナディアンカヌーのリペア07


厚さには少しムラがありますが、概ね9〜11ミリ。





カナディアンカヌーのリペア08


カヌー本体とガンネル、デッキはアルミリベットで留めてあるのですが、
古いカヌーなので、その半数くらいが破断、抜けしています。
ハンドリベッターを使って、新しいリベットで締め直し。


カナディアンカヌーのリペア09





カナディアンカヌーのリペア10


藤編みのシートも紫外線劣化していて、
座ると破れ抜けそうなので張り替えします。


カナディアンカヌーのリペア11


はめ込み部の凸も丁寧に削りとっておきます。


新たにナイロンテープを網目に張っていきます。
裏側端部をタッカーで留め。


カナディアンカヌーのリペア12





カナディアンカヌーのリペア13


新旧シート比較。


この際、シートを少し下げた位置で取り付け直しました。


カナディアンカヌーのリペア04





広くないユーティリティーにカナディアンカヌーが2舟になったので、置き方を思案しました。


カナディアンカヌーのリペア14


ホームセンターの工作室を借りて、シナランバーを糸鋸で加工。


カナディアンカヌーのリペア16



カナディアンカヌーのリペア15


木製のフックを4個切り出します。


このフックを壁に固定して、カヌーを縦に壁掛け。
これでユーティリテースペースが有効に使えるようになりますし、
ディスプレイとしても、なかなかよい感じです。


カナディアンカヌーのリペア01



リペアが済んだカヌーには、この後、浮力体を仕込んで、
今春から、北海道内のいろんな川を冒険するリバーランナーとして活躍してもらいます。





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