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中庭を巡って登り窯へ(河井寛次郎記念館 その3)

京都 東山五条坂の陶匠 河井寛次郎の旧邸宅には、町家にしては広めの中庭があります。

中庭も上の段、下の段と高低差があり、上から下の中庭を鳥瞰。
笹と萩。砂利と屋根瓦。そして格子戸が並ぶ木の住まいの簡素さがとても美しい。
右下端に見えているのはマダラ葉の青木(アオキ)でしょうか。


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この中庭には、往年、河井寛次郎の作品が所狭しと置かれていたそうです。




北西にある母屋から、南東にある陶工房と登り釜へは、
この中庭をぐるっと巡るようにつくられた渡り廊下で繋がっています。


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上の段の中庭。
右手が陶工房で、藤棚のある窓辺に轆轤(ろくろ)が2基。




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中庭に面した軒下空間には、河井寛次郎が集めた椅子が並べられています。


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この登り窯を1920年(大正9年)に清水焼の陶工 清水六兵衛(きよみずろくべえ)から譲り受け、
それを機に五条坂のこの場所を住まいに。

河井寛次郎が「鐘渓窯」(しょうけいよう)と名付けたこの登り窯、
五条坂の斜面地形に添っているのだとか。
そして100年以上も存在し続けている。この地の主のようです。


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家屋内も外もぐるりと巡って見渡すことができる。
同じ所も見る向きや高さが変わると違って見えます。

河井寛次郎の旧邸宅と仕事場をまた訪れて、
仕事も暮らしも、美しさを感じる場、発想する場。
改めてそう思います。




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