飛騨の町と社寺に息づく砂岩(さがん) 東山と千光寺

飛騨高山旧市街の東の縁、東山に数多くある古い神社やお寺をつなぐ東山遊歩道。
地場の砂岩(さがん)をいたるところで使われています。



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雲龍寺へ参道。
草が被る砂岩の石畳は、近隣の方々の生活小路でもあります。


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雲龍寺 鐘楼門直下の砂岩の石段は、苔さえも枯れて風化しその跡が残り、
永い時間が経っていることを感じさせます。




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こちらは、高い杉木立ちを縫って上がっていく東山白山神社の参道。


杉林の日陰と湿度の中、いつも水気を吸っているので、
砂岩の石段はすっかり苔むし、他で見るよりも色濃く重そうなのです。


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砂や火砕粒が固まってできた砂岩は、吸水性があり苔むし易い石です。
接している土地とも同化しやすく、場所によっては三和土(たたき)に見えたりと、
なかなか趣きを感じる石です。




東山を離れ、高山市郊外の袈裟山 千光寺(けさざん せんこうじ)へ。
1600年前に開山した飛騨随一の古刹で、
今から330年前くらいに円空が千光寺に滞在して、
多くの円空仏を遺した(63体)ことでも知られています。

千光寺の仁王門から本道まで導く108段の石段が、
昨年、2年の歳月をかけ、地元の砂岩で改修されたと聞き訪ねてみました。



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この石段を昇ると本堂が建っています。
戦国時代に全山燃やされてしまいましたが、1589年に金森長近が再建したものだとか。


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広い青空に壮麗な杉木立ちと本堂。


南の眺望。
山麓の田園風景とその奥に御嶽山、乗鞍岳、位山が。


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この杉も本堂と同じ、400数十年生でしょう。




さて、砂岩の石段。


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手ハツリの跡が素朴で荒々しく。


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滑らかな石肌のものや、上三之町で見た斜め筋彫りもあります。


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この千光寺の石段は、岩滝石材さんが手掛けました。
岩滝石材さんは、高山で唯一残っている砂岩の石切場も守っている貴重な石屋さんです。


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砂岩の石切場につづく





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