土壁を塗る


飛騨高山の古い町屋の再生。
地元の左官屋さんに土壁を塗っていただきました。

元々存在していた約150年前の土壁に、
今年の4月、荒土を塗って補強と補修が済んでいました。
新たに出来た小壁は、竹小舞(たけこまい)の下地組みを作り、土壁を延長しています。

今回の左官作業は、仕上げの漆喰(しっくい)の下地となる「中塗り」です。



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左官屋さんのお住まいの近くの山の土。
場所によって土の組成や粘りに違いがあり、土壁に適した土を選んでいるそうです。

ふるいにかけて粒度をそろえ、余計なものを取り除いた山土に、
藁スサを混ぜて練り、しばらく寝かせると、粘りがでてくるそうです。


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それがこれ。
現場に搬入された土壁のネタです。
この町家の壁の材料として、左官屋さんが前もって作りあげて置いてくれたもの。
本来は、素材づくりからが左官屋さんの仕事なのです。


このネタに、現場で塗る直前、
川砂、藁スサ、水を加えてさらに練り込みます。
他に余計な混ぜものは一切使いません。


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塗りやすい粘度になるまで、水を加えて微調整がされました。


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土の荒壁に、土と砂の中塗りがされていきます。


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かなり古くて華奢な町屋なので、壁は大きく歪んでいます。
それで、塗り重ねる厚さが所によりまちまちで、
左官屋さんの作業は大変そうでした。


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コテでつけられたクサビ紋のある荒壁と、塗り上げられたばかりの中塗り壁。


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美しい中塗り壁。
これで仕上げとしてもよい感じです。


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古い町屋、すっかり見ちがえてしまいました。



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