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札幌円山の庭の夏 プレーリーガーデン メドウガーデン


今シーズンの札幌 円山は、6月後半からひと月の間は梅雨のような天気で、7月後半からは一転して猛暑。
人は体調管理が大変な夏となっていますが、庭の草木はワイルド感溢れ元気いっぱい。



プレーリーガーデン メドウガーデン12


梅雨っぽい時期は、ススキとアナベルとフウチソウ(風知草)の組み合わせエリアが活き活き。
イネ科、アジサイ科で日本原産種ですから、そういう気候が合っているのです。


ススキ アナベル フウチソウ 11


アナベルの花房の、草色から純白色に変わっていく様。
蒼に白。夏の庭の清清しさを最も表しているような気がします。


アナベル17




一方、湿気が苦手な種の多いハーブは蒸れ気味なのですが、生長はよく、花も例年より多く咲かせています。


タイムと赤レンガ11


タイムの小花の群れと赤レンガ積みの壁。


花が終わりかけのラムズイヤーの奥に、咲き始めたヒソップ。


ヒソップ ラムズイヤー 11


シルバーリーフのアルテミシアも、伸び伸びと育ちました。


プレーリーガーデン メドウガーデン11


根付いた年季と私の放任主義が相まって、それぞれが力強く自由奔放に。
プレーリーガーデン、メドウガーデン(草原の庭)を通り越して、もう原野です。
でも、このワイルドさが本来の姿。私にはよいと思えます。




ワイルドベルガモット11


ワイルドベルガモットも今シーズンは花をたくさん咲かせました。
花火のような華麗な花房。そして薄紫の高貴な色。
この花もこの庭の真夏の主役に躍り出ました。


ワイルドベルガモット12



毎年それぞれの季節毎、少しずつ違った風景を見せてくれる庭。
これからやってくる秋の姿も楽しみです。




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江別の家の木組み


江別の家の新築工事。
柱と梁が大工さんの手によって組まれていく建方(たてかた)の風景です。



江別の家 建方01


2階の広い空間には大黒柱と恵比寿柱があり、その柱どうしと東西南北の壁が四方指しの梁で結ばれます。


江別の家 建方04



江別の家 建方07



江別の家 建方02


5寸角の大黒柱と四方差し梁。


若い大工さんが梁の上にあがって、両引き金物を締め込みます。


江別の家 建方03




そして一番上に掛かる棟梁。


江別の家 建方12



江別の家 建方13



江別の家 建方14


5間の棟梁が組まれ、無事に上棟しました。




江別の家 建方06


続いて22本の登り梁が掛けられていきます。


江別の家 建方11



江別の家 建方09



江別の家 建方17


敷桁の継手は鎌継ぎ。登り梁と敷桁は蟻(あり)型掛けで。
1本1本組まれていくにつれて、より強固になっていく実感があります。


江別の家 建方10



江別の家 建方08



江別の家 建方15



江別の家 建方16



江別の家 建方18



シンプルで確かな骨格を持った家です。




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解体前の農家の納屋を見て


倶知安町の田園に新しい家を建てる計画が進んでいます。
その建設予定場所には現在、農家の納屋が建っていて、解体の準備がなされています。



農家の納屋01


この鉄板に赤いペンキが塗られた外壁、水色の板金屋根の、遠くからでもよく分かるシンプルな納屋。
広くて一面緑になる田園では、こんな建築がランドマークになります。放牧地の赤レンガ積みサイロのように。
納屋の中を覗かせてもらいました。


納屋の窓から羊蹄山01


南側に面した窓からは、正面に羊蹄山がよく見えます。この日は半分雲で隠れていましたが。
そしてその手前にはオーナーの田んぼが広がっています。
新しく建つ家は、この風景をそのまま室内での暮らしの中に。





農家の納屋02


納屋の小屋組みは質素なつくりながら美しくも感じました。
間伐材を利用したような小径木が登り材として掛かり、勾配屋根を支えています。
棟木には古材が使われていました。


1階の1尺角の大黒柱も古材。梁の大入れと枘穴、通し貫の穴などの跡があります。
おそらく、かつての住まいを解体した際に取っておいた木材です。


農家の納屋05




農家の納屋04


床梁だったと思われる1尺2寸の背のある木材もまぐさのような補強材として活かされています。
すすけて真っ黒。囲炉裏かカマド上の梁だったのでしょう。


丸太も製材しないでそのまま使われていたり。
今時の大工さんは、こんな木材の墨付け刻みはできません。


農家の納屋03


木材が繰り返し使われていたり、丸太をそのまま使っていたり、木造建築のひとつの理想を見るようです。

また、この納屋の解体にあたっても、鉄板と木材しか使われていないので、
それらを処分するにも引き取り手があり、産業廃棄物とは無縁。そのローインパクトさは気持ちがよい程です。
余計なモノを使っていないというのは、やはり善だなと思います。

新しく建てる家も、この納屋にあやかり、純度の高い素材と簡素な作りにしていかなくては。




農家の納屋07


すぐ傍らには小さな川が流れ、その土手の上に建っている納屋。


田植えがすんだ初々しい田んぼと羊蹄山。


田んぼと羊蹄山01


稲作農家なので当たり前なのかもしれませんが、
植えられた稲苗は、昨秋収穫された種モミを、春に発芽させて育てられた自家製苗です。


納屋と田んぼを拝見して、モノの使われ方、人の営み、を改めて考えさせられました。




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3回目の釧路川源流部ダウンリバー


道東に行ったのなら、もちろん外せません。釧路川源流部ダウンリバー。
過去2回は緑濃い6月と8月でしたが、今回は新緑の始まる5月下旬です。



3回目の釧路川源流部ダウンリバー03


屈斜路湖畔の眺湖橋スタートは7時半頃。
この日の朝は、霜が降りる程に冷え込みました。
ウインドブレーカーの下にダウンを着込んでいます。


3回目の釧路川源流部ダウンリバー09


でも、陽射しがあってだんだん温かくなってきました。
野鳥も元気に鳴いています。


3回目の釧路川源流部ダウンリバー08


新緑が出始めたばかりで河畔林の視界抜けがよく、陽光も川面にたくさん届いて明るい。
水も夏より透き通っていて綺麗に見えます。





3回目の釧路川源流部ダウンリバー07


あっという間に鏡の間。
湧水伏流水が集まる透明度あるゆるい流れの中、爽やかに揺れるバイカモ。


3回目の釧路川源流部ダウンリバー01


パドルで傷つけないよう、水面をなでてそっと進みます。


3回目の釧路川源流部ダウンリバー02


お決まりの、鏡の間ブレイク。
今回は簡単な朝食をとりました。


3回目の釧路川源流部ダウンリバー04





3回目の釧路川源流部ダウンリバー06


鏡の間から下流の岸辺には、開けた場所がいくつかあり、
そこで金色に輝く枯れ葦(あし・よし)群も印象的でした。


3回目の釧路川源流部ダウンリバー05



今回は午後に中標津にて所用があったので、美登里橋までのショートコースで終わり。
やっぱりよいです釧路川。今度は真冬のダウンリバーを体験してみようか。




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釧路川の夕べ 細岡と達古武湖(たっこぶこ)


道東 中標津(なかしべつ)で店舗兼用住宅の新築の打ち合わせをすることになり、
折角なのでジムニーにカヌーを載せて行って、釧路川や屈斜路湖でカヌークルージングを楽しむことに。



釧路川 細岡04


札幌から5時間余り走り、移動日の宿泊地は達古武湖畔に。
その近くの細岡で釧路川を川辺から覗きます。


釧路川 細岡03


この辺りは釣り人も多くて、川辺は人の通り径が無数にありました。


釧路川 細岡02


傾いた陽射しを水面に写す釧路川。


釧路川 細岡01




近いので細岡展望台にも行ってみました。


釧路川 細岡 サワシバ01


細岡展望台への歩道を登っていく途中、美しい新葉に目が留まりました。
最初はブナの新葉かと思いましたが、ブナの北限地は黒松内ですから。
親切なことに、ある幹に樹種名票が付いていました。「サワシバ」です。
海外では「BlueBeech(青いブナ)」とも呼ばれている種なので、似ているところもあるようです。




釧路川 細岡展望台01


細岡展望台から望む、夕陽に優しく包まれる釧路川と釧路湿原。
まだ枯れたままの草原は金色に。うっすらと緑も差してきています。


奥にぼんやりと見える起伏は、右側が雄阿寒岳(おあかんだけ)。
中央付近に見えるのが雌阿寒岳(めあかんだけ)と阿寒富士。


釧路川 細岡展望台02


日本でこんな原初的な風景をまだ見られることに感謝。
いつまでもこのまま在り続けて欲しいです。




達古武湖畔に戻った時には、日が落ちていました。
赤く暮れなずむ西の空とさざなむ湖水面。


釧路川 達古武湖01



静かで悠とした釧路川と釧路湿原の風景と、爽やかな初夏の空気に癒された夕べでした。




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